ケイのおわり

人生の折り返し。終焉に向かうケイの何も無い日々。

夫婦での話し合い、男の人は苦手?

夕飯を用意して並べて、そのタイミングで、大泣きしながら私のここ数年の苦しさを訴えた。
おかげでご飯は食べ損ない、真夜中の今、非常にお腹がすいている。

結果的に言うと、やっぱり話し合いにならなかった。

泣きながらではあるが、たんたんと分かりやすくどういう風に私は思っているか、話せる分は話した。
何度も訴えたが、あなたはレスポンスをくれない。何を考えて、何を反省し、あるいは何に大きな不満や不安を持っているのか分からない、と、言葉や文章に違いはあるかもしれないが(なんせ大泣きしながらなので笑)そんな趣旨を伝えた。
向き合ってくれなくなり、セックスレスになり、「私はあなたの全てを愛してはいない」とはっきり言った。

まあ、夫は無言で目頭抑えて俯いてたな。

何にも言わなかった。

メールでなら何とか文章にできるらしいが、それでも何か核心的なものがかけてて、未来への建設的な話はなかった。

頭がぐちゃぐちゃなんだと思う。
夫の頭の中では考えることがいっぱいあるんだろうと思う。
単純に将来のことや、入院してる母親のこと、日々の生活にかかるお金のこと、わたしとのこと、大きなこと、小さなこと。あと、愛猫のこと。
でも何も口にしない。
相談や話し合いがない。

猫拾ったはいいが、トイレ掃除は積極的にしないし、餌をあげることはあっても、在庫が少なくなって買いに行こうと私が言うまで、自分から買いに行かない。
お見舞いも誘わないとひと月以上も行かない。
私は洗濯物の回収があるから週二回も行っていたのに。

日々ことが乱雑になって処理出来てない。
それを相談してくれたらいいのに、私が体良く気付くものだから、夫が気づく前にコトが済んでることがある。
それを報告したり、封書を差し出しても、しっかり反芻することもない。

私がここ数年、在宅介護や入院に走り回ったことは、本人は体感していないからか、どんなに気を揉んだのかわかって貰えない。
かといってほっておいたら、やってくれてると思ってた、とくる。

「仕事に行くこと」だけであの人の一日は終わってるみたいだ。
私は寝るまで終わらないんだが、毎日決まったルーティンがあるわけじゃない。
誰もスケジュールを管理してくれない。
専業主婦が大変なのは自分で考えて、自分で動かないといけないというところにあると思う。

勤めてたら何かしら指標や指示はあるわけだし、会社や部署の目標がある。
流れに逆らわなければ、とりあえずはやっていける。
でも家事はそうはいかない。
だから夫には分からない。
ずっと実家暮しで三食自動供給されてた環境の人だから、思ってた以上に家の事に関して愚鈍だ。

そこのところが「頭の中がぐちゃぐちゃ」の根本だと思うけど…、まあ、整理しきれないらしい。
メモ取ればいいのにと思う。単純に。




「全てを愛してはいない」はショックだったみたい。

言わなくちゃ伝わらないからね。本音だし。
結婚当初よりも、愛は目減りしてる。
愛してるけど、愛してない。
「ケイ、愛してるよ。ケイも俺の事愛してる?」の返答に言葉が詰まる程度には冷めてる。

私の自尊心はボロボロなんだよ。
夫に冷めつつあるし、自分が大嫌いなんだよ。